ワカサギの卵、出荷終了 諏訪湖漁協

LINEで送る
Pocket

諏訪湖漁業協同組合はワカサギの採卵事業で今年の卵の出荷を終えた。例年だと4月下旬に親魚の産卵のため遡上がピークを迎えるが、今季は「主群の遡上がなかなか見られず、今後も回復の見通しがないと判断せざるを得ない」としている。4月25日現在の採卵量は3億2000万粒で、前年同期の11億粒と比べ、大きく減っている。今後の採卵分はすべて自湖放流分とし、諏訪湖の水産資源の維持を目指す。

諏訪湖漁協によると、今季は6億4000万粒を受注したが、出荷できたのは6分の1程度の1億1000万粒にとどまった。昨季は14億粒を採卵し、7億粒を出荷した。

採卵は3月上旬から開始し、中旬から受注先に対し、注文量の半分を発送する形で開始した。昨秋のワカサギは生育が良く、魚体が大きい特徴があった。昨年12月の資源量は1000万尾と推定されていた。

主群が遡上しない原因は現在検討中。今冬は記録的な暖冬で湖面が結氷せず、魚食性鳥類の影響を受け続けた。カワアイサは例年並みだったが、カワウは増加傾向。さらに これまで短期的に姿を見せるカンムリカイツブリが長期にわたって滞留し続けた。4月17日に茅野市の上川の粟沢橋上流の河川工事で濁水が発生し、河口まで水が濁った影響については「濁水の影響も拭い切れない」としている。

おすすめ情報

PAGE TOP