2016年07月28日付

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アブラゼミとミンミンゼミの抜け殻はだいたい同じ大きさだ。よく似ているが、触角の太さやその節の長さなどに違いがあり、じっくり観察すれば判別できるそうだ。セミは身近な昆虫で、定着性があり、同じ場所で種類や数を調べ続けることで環境の変化が見えてくるという▼県環境保全研究所が行う自然ふれあい講座「みんなで温暖化ウオッチ~セミのぬけがらを探せ!」の狙いもそのあたりにある。2012年に長野、上田、飯田で試験的に行い、翌年から伊那、松本、大町を加えた6カ所で続けている調査だ。講座としての実施には教育的な側面があり、調査体験することで気候変動を実感してもらいたい―と研究所の担当者▼温暖化を理解しやすいのは、南方系の代表種クマゼミの抜け殻の有無だろうか。飯田会場のかざこし子どもの森公園(飯田市)では昨年、繁殖の証拠の抜け殻こそ見つからなかったが、調査スタッフがクマゼミが鳴いているのを確認している。ひょっとしたら、地中にはもう幼虫がいるのかもしれない▼伊那会場の調査は8月3日午前10時から、伊那市横山の鳩吹公園。せっかくの夏休みだ。仮想のモンスター探しばかりでなく、公園を歩きながら、親子でセミの抜け殻を探してみてはいかがか。身近な場所の環境について考える機会にもなろう▼無料。定員20人。問い合わせは同研究所(電話026・239・1031)へ。

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