生徒が見守ったキジバト巣立ち 西箕輪中

LINEで送る
Pocket

校舎横のモミジの木の上にある巣を見上げる生徒たち

伊那市の西箕輪中学校にキジバトが営巣し、2羽のひなが無事に巣立った。生徒は、鳥たちが力強く羽ばたいたという空を見上げ、「元気で。また帰ってきてね」と喜んでいる。校内に毎朝飾られる写真を観察し、すくすくと成長する姿を見守ってきた生徒たち。身近な生き物の命の尊さに触れながら、自然愛護の心を育んだ。

巣が作られたのは、校舎横に植わるモミジの木。理科担当の大木島学教諭(50)が毎朝7時に写真を撮り、25日間にわたってひなの成長を記録した。同校によると、巣立ちを間近に控えた6月中旬、ひなは飛び上がるしぐさを繰り返し、巣と木の枝を行ったり来たり。地面に降り立って種子をついばむ姿もあったという。思いがけず見つけた生徒が笑みを浮かべ、温かく見守る場面も。19日までに2羽とも飛び立ち、姿を消した。

観察を続けた1年の樋代まりなさん(12)は「どんな風に育つのかとわくわくした。成長の早さに毎日驚かされ、一生懸命生きているんだと感じた」。3年の唐澤思衣さん(15)は喜びと寂しさが入り交じった表情で「キジバトがまた戻ってきて、学校を拠点にして増えるといい」と願った。

大木島教諭は「同じ時刻に同じ場所で継続観察をするからこそ分かる変化があると気付いてほしい。あっという間に巣立ちを迎え、生き物の力強さや生命力を感じてもらえたのでは」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP