高校野球県大会 諏訪清陵、拍手で応援

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間隔を取って座った諏訪清陵の保護者たち。拍手での応援に徹し、選手にエールを送った=18日、しんきん諏訪湖スタジアム

県高野連の独自大会「夏季高校野球長野県大会」が18日開幕し、諏訪市のしんきん諏訪湖スタジアムでも南信地区の熱戦が始まった。新型コロナウイルス対策で開会式も華やかな入場行進もない開幕だったが、保護者らは「こうやって試合ができる。野球をやる子どもたちにも、ずっと応援してきた私たちにも夏が来た」と感慨深げだった。

開幕試合で高遠と対戦した富士見の保護者席では30人が観戦した。球場内で許可されているのは拍手を基本とした応援で、保護者会長の北原響さん(52)は「この試合が野球をやる最後の姿になるかもしれないと思うと、自然に声が出てしまいそう…」と気持ちにブレーキをかけた。別の保護者は「本当は大声で叫びたい。ここから視線で気合を送り、心の中で一人ひとりの背中を押します」と話した。

第2試合で赤穂と対戦した諏訪清陵は、2、3年の保護者を中心に30人がスタンドに入った。保護者会長の原剛志さん(51)は「このまま、やり遂げることができないまま終わってしまったとしたら、あまりにも中途半端で選手たちがかわいそうだった。こうやって試合ができるだけでも恵まれていると思う」とし、高野連などの計らいに感謝。「大きな声を出して応援することはできないが、一生懸命拍手をして、心の中から願いを届けたい」と話した。

鳴り物がない球場では選手たちの声がよく響いた。富士見の選手の母親は「みんなとあんなに声を掛けているんですね。きょうまで一緒にやってきた仲間とのつながりのようなものが、ここにいても見えてくる」とハンカチを握りしめていた。

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