千差万別の画風 諏訪市美術館で収蔵展

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諏訪市美術館は、制作年に焦点を当てた今年度の収蔵作品展の最終回を開いている。制作年で1~4期に分け、「時代で追う、諏訪市美術館コレクション」と銘打って古い順に展示。第4期は1996年から現在までで、12人の作家が制作した絵画、彫刻、写真合わせて21点を飾っている。

同館では2002年から、中央画壇で活躍する洋画家を1人ずつ取り上げて紹介する「世界展」を10年続けて開き、12年には節目として「10人展」も行った。今回は「世界展」の作家10人に、写真家と彫刻家の2人を加えて紹介している。

洋画家10人は抽象画から具象的な作品まで、画風もテーマも千差万別。浮世絵の様式の一つの大首絵(おおくびえ)に着想を得たという林敬二さんの「貌ポートレート」シリーズは収蔵する3作品を展示。大きな画面に女性の顔と大輪の花が同じくらいの大きさで描かれている。女性の合掌ポーズを描いた諏訪敦さんの「Stereotype01」は、圧倒的な描写力に目を奪われる。

岡谷市出身の写真家、高木こずえさんの作品は、12年に同館で個展を開いたのを契機に購入。同館としては初の写真の所蔵品となった。6歳まで暮らした諏訪の地で見た光景を取り戻したいと撮影した御柱祭や諏訪湖、星空の作品を展示。わざとピントをずらして撮影した作品など、独自の世界観が見る人のイメージを広げている。

コーナー展示として、14年度に修復を終えた作品4点をお披露目する「よみがえれ収蔵作品の輝き」も同時開催している。

4月24日まで。午前9時~午後5時。月曜と祝日の翌日休館。問い合わせは同館(電話0266・52・1217)へ。

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