駒ケ根駅前広場を「大きなロータリー」に 市が整備計画

LINEで送る
Pocket

駒ケ根市はJR飯田線駒ケ根駅前広場の整備計画案をまとめ、23日に開いた市議会全員協議会で説明した。送迎スペースがなく、バスやタクシーなどの事業車と一般車が混在した現在のロータリーを安全性と利便性の観点から改良。駅利用者が滞留できる憩いの空間を設けることで、中心市街地のにぎわいづくりにつなげる狙いもある。市は2016年度一般会計当初予算案に実施設計費として1000万円を盛り込んでおり、17年度の着工を目指す。

市都市整備課によると、現在の駅前広場は1983年の駅前再開発事業により整備された。当時は飯田線の利用者が多く、ロータリーは路線バスやタクシーの乗降場のみを想定していたが、時代とともに利用状況も変化。現在は家族を送迎する一般車やデマンド型乗合タクシー「こまタク」、福祉医療施設や旅館・ホテルへの送迎など多様な車が混在している。

駅前広場の現状を把握するため、市は14年度から利用実態調査や市民アンケート、交通事業者への聞き取りを実施。広場利用者の約7割が自動車で訪れていることが分かり、ロータリー内に一般車の送迎スペースがないことや、交通の危険性といった課題が浮き彫りになった。市は調査結果を基に整備の方向性を検討し、計画案をまとめた。

計画案では広場全体を「大きなロータリー」と位置付け、公共交通と送迎用一般車の交通を円滑化。駅舎南側にある交差点の形状を変更し、南北の流れを改善する。ロータリー内には一般車の乗降場を新設して利用者の安全を図り、駅前ビル・アルパ前には「こまタク」や標章車専用駐車スペースを設けることで、高齢者や障がい者のまちなか利用にも配慮。駅舎前には利用者を雨風から守る大型シェルターを設置し、憩いのスペースとして活用する。

同課は「交通機能だけでなく市街地のにぎわいを創出する空間として演出し、駅を訪れる人への情報提供も充実させたい」としており、今後、パブリックコメント(3月22日~4月11日予定)や専門家の意見などを参考に計画をまとめる。

おすすめ情報

PAGE TOP