伝統の「迎え万灯」 南箕輪村の大泉地区

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先祖の霊を迎えようと万灯を振り回す住民ら=南箕輪村大泉地区

迎え盆の13日夜、南箕輪村の大泉地区で、先祖の霊を迎える伝統行事「迎え万灯」(振り万灯)が行われた。小学生を中心に住民らが、麦わらを束ねて作った万灯に点火し、威勢良く振り回した。暗闇に浮かび上がった炎の輪に、先祖への感謝の念や新型コロナウイルス感染収束への願いを込めた。

住民約50人が、地区内を流れる大泉川の堤防に集まった。コロナ禍の影響で規模を縮小し、用意した万灯は前年の半数に当たる約80本。それでも、子どもらは万灯に結び付けた縄を頭上で元気よく振り回し、燃え盛るわら束で、闇夜に大きな赤い輪を描いた。「万灯の火にコロナ退散を願って振った」という南箕輪中の1年生(12)は、「伝統行事を大切にしていきたい」と話した。

上伊那地方では古くから、盆期間中に、迎え火や送り火に当たる「振り万灯」が行われてきた。大泉地区でも、伝統行事の次世代への継承を目指し、地元の「大泉まんどの会」や小学校PTAが中心となって継続させている。

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