絶滅危惧種メガネサナエ 調査で今年も確認

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メガネサナエの姿を追う福本さん(手前)ら調査員3人

県諏訪地域振興局は21日、県のレッドリストで絶滅危惧種ⅠB類に区分され、県内では諏訪湖だけが確実な生息地とされている希少トンボ「メガネサナエ」の成虫の調査を諏訪湖に流入する宮川で始めた。繁殖地とされるエリアの両岸を往復で2キロ歩き、3人で個体数を調べた。片岸平均で9匹見つかった。

メガネサナエは環境省のレッドリストでも絶滅危惧種Ⅱ類に区分されている。諏訪湖の総合計画「諏訪湖創生ビジョン」では生態系保全に向けた取り組みで指標種にしている。

調査は日本トンボ学会員の福本匡志さん(54)と同局環境課職員2人が両岸を往復して行った。右岸で3人が確認した個体数の平均値6匹と、左岸で確認した平均値12匹を基に両岸の平均値を算出して調査結果とした。姿や形が似ているミヤマサナエ、オナガサナエと間違えないよう双眼鏡やカメラを使って慎重に確認していた。

確認されたメガネサナエ

右岸調査を終えた福本さんは「昨年に続き、今年も同じ川でメガネサナエを確認できて良かった。ただ、大事なのはメガネサナエを含めた生き物が生きられる環境を維持すること。今後必要になるであろう河川改修の際の配慮などを検討する場合などで役立ててもらえれば」と話した。

メガネサナエの調査は7月中旬から8月上旬にかけて3回、諏訪湖で羽化殻数の調査を行い、141個を確認した。成虫の調査は9月中旬までに3回行う。

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