2020年9月10日付

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特殊詐欺被害が相変わらず後を絶たない。今月には、茅野市の10代男性と伊那市の30代女性が決して少なくない金額をだまし取られたと警察が発表した。高齢者のみならず、地域の若い世代が立て続けに被害に遭ったことに、ちょっとした衝撃を受けた▼2件の手口は似通っている。被害者の携帯電話にメールが届き、被害者がメールに記載されたURL(インターネットサイトのアドレス)にアクセスまたは連絡先に電話すると、○○のために支払いが必要-との旨を伝えられ、ギフト券の購入や現金の振り込みをしてしまったという▼被害を防ぐには警察も呼び掛けるように、犯人に何らかの形で金銭を渡さないうちに誰かに相談することだろう。怪しげなメールや電話を無視できればいいのかもしれないが、相手はこちらの不安をあおってくる。一人で抱え込んで判断するのはとても危険だし、家族でも知人でも警察などの専門家でも第三者の冷静な目が必要に違いない▼もう一つ。行動に移る前に、少し立ち止まって考えてみることが大切ではないだろうか。さまざまな場面で感情のまま突っ走るのは、時には力にもなるだろうが、ろくな結果にならないことも多いと感じる▼最近あまり聞かなくなったが、「スローライフ」を見直してはどうだろう。せき立てられるかのように過ごす日々ではなく、ゆったりと余裕を持って送る人生もありではないか。

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