客足復調へ 伊那谷イートイン安心安全宣言

LINEで送る
Pocket

伊那食品衛生協会中部支部が作成したポスターやステッカーを掲げる関係者=伊那市内

伊那食品衛生協会中部支部(北原英之支部長)は、会員の飲食店と顧客の協力で新型コロナウイルスの感染対策を徹底し外食需要を高める「伊那谷イートイン 安心安全宣言」を行い、加盟各店にポスターとステッカーを配った。飲食業界はコロナ禍で来客が激減。「このままでは店の灯が消える」と危機感を募らせ、啓発活動に踏み切った。北原支部長(57)は「伊那谷の食文化と外食の楽しみを守りたい」としている。

同支部は、一部地域を除く伊那市と南箕輪村の飲食店や食品業者の約800会員で構成。ポスターとステッカーは9月から、ほぼ全会員に配布した。ポスターには手洗いや消毒の徹底、対人距離の確保など、県の助言を基に客と店ができる感染対策を明記し、会員には配布の段階で「実施の徹底」を伝えた。

同支部は9日、伊那市内で会見を開いた。北原支部長は「個人経営の飲食店では3月から4月にかけて昼夜ともに来客ゼロの日が続いた。ここに 来てランチの客足は徐々に戻りつつあるが、夜の宴会はゼロに近い。このままでは廃業に追い込まれる店も少なくない。 安心安全宣言で地元の皆さんだけでも戻って来てほしい」と切実に訴えた。

会見に同席した、飲食業界でつくる市料芸組合の本田敏和組合長(46)は「今は公的助成金でしのいでいる店もあるが、どの店も今後が不安」と話し、伊那飲食店組合の小松秀雄組合長(68)も「宴会がないので、スナックなど2次会に利用される店も困窮している。少人数でいいのでぜひご利用を」と呼び掛けた。

ポスターとステッカーの製作費は約30万円。支部のほか食品関連の資材を扱う民間企業の折勝(同市)とミヤウチ(同)が出資した。ポスターは店内に掲示し、ステッカーは店頭に貼って活用する。

おすすめ情報

PAGE TOP