霧ケ峰高原の活性化へ調査 誘客推進など模索

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リゾートテレワークやアウトドアの拠点として注目されている霧ケ峰高原。写真は市営「霧ケ峰スキー場」のゲレンデ

新型コロナウイルス感染拡大の影響で旅行形態や働き方が変容することに対応し、諏訪市が霧ケ峰高原の活性化に向けて調査に乗り出す。空前のキャンプブームやリゾートテレワークの急速な普及といった「追い風」を捉え、高原全体の新たな活性化策を探り、2021年度中に活性化・再整備基本構想を策定する考え。業務委託料約530万円を盛った20年度一般会計補正予算案を、24日開会の市議会12月定例会に提出する。

県の観光地利用者統計調査によると、19年の霧ケ峰高原には約224万人(前年比1・9%減)が訪れた。約400万人の上諏訪温泉・諏訪湖と並ぶ同市の観光地だが、日帰り客が97%を占めている。観光消費額は約52億8200万円(前年比約1億円減)だった。

基本構想の策定は、新型コロナとの共存や収束後の時代を見据え、経済の好循環を創出する観光振興の在り方と手法を見いだすのが目的。霧ケ峰高原全体の誘客推進など観光の活性化策を模索するとともに、霧ケ峰キャンプ場やスキー場など市営施設の在り方についても検討を進める。

市は議会議決を経て、プロポーザル方式で委託業者を選定し、21年1月から調査を開始したい考え。観光関係者への聞き取りも行いながら、高原にある施設内容や利用運営状況を把握し、市営施設の民営化の可能性調査も行う。活性化・再整備基本構想には霧ケ峰高原全体の活性化策と事業手法を盛り込む予定だ。

21年度以降に策定する「観光グランドデザイン」にも反映していく考え。金子ゆかり市長は「霧ケ峰は諏訪湖と並ぶ諏訪市の宝。リゾートテレワークやワーケーション、キャンプといった観光振興に加え、二地域居住や移住の促進に向けて利活用を考えていきたい」と話している。

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