伊那市「ぐるっとタクシー」 運行エリア拡大

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来年度から天竜川東側地域へ運行エリアが拡大される「ぐるっとタクシー」

伊那市の白鳥孝市長は24日の定例記者会見で、人工知能(AI)を活用した自動配車乗合タクシー「ぐるっとタクシー」の運行エリアを、来年度から天竜川東側地域へ拡大する方針を明らかにした。今年度から天竜川西側地域で本格運行がスタートし、運行エリアの早期拡大を求める声が上がっていた。これで中心市街地を除く市内全域を網羅する形となる。

ぐるっとタクシーは、乗車予約を受けると最も効率の良いルートを判断し、タブレット端末を通じて運転手に知らせる仕組み。複数の利用者を順次乗せながらそれぞれの目的地へ向かう。玄関先から玄関先まで送迎する「ドア・ツー・ドア」の利便性の高い公共交通サービスとして期待されている。

新たに運行エリアとなるのは、来年4月から富県、東春近、高遠町河南(高遠南区を含む)、長谷、同10月から竜東(福島、野底など)、手良、美篶、高遠町の各地区。エリア拡大に伴い、タクシーの運行台数も現在の4台から12台程度まで増やす。

利用対象者は65歳以上の高齢者、運転免許返納者、障がい者で、運賃は1人1回500円。運転免許返納者、障がい者は半額の250円、インターネット、ケーブルテレビから予約した場合は300円となる。

これに伴い、運行エリアが重複する路線バスの富県・東春近地区循環バス、新山・桜井・貝沼線と高遠循環タクシーは来年3月末で廃止、長谷循環バスは減便する。若宮・美原・手良・福島循環バス、藤沢線、三義・長谷循環バスは同9月末での見直しを検討する。

白鳥市長は「天竜川東側の皆さんからも早く運行してほしいという声が上がっていた。市民の利便性向上を図っていきたい」と述べた。

市企画政策課のまとめによると、天竜川西側地域を対象にした今年4~10月の予約件数は延べ4300件。開始当初は新型コロナウイルス感染拡大の影響で低調だったが、6月以降は利用促進キャンペーンの効果もあって利用者が増加した。乗合率は35.9%で、「効率的な運行が行われている」としている。

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