蓼科・北八ケ岳ガイドツアー 来春本格実施へ

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北八ケ岳ロープウェイで山頂駅まで上がり、溶岩台地「坪庭」などを散策したモニターツアー。「マイナスイオンをたっぷり取り込めた」と好評だった

茅野市の観光まちづくり会社「帰ってきた蓼科」が、蓼科・北八ケ岳エリアの自然や資源を生かしたガイドツアーの実施に向けて準備を進めている。国立・国定公園を活用した誘客で、新型コロナウイルスの影響を受ける地域経済の支援につなげる環境省の事業に採択され、ガイド育成やモニターツアーを開始。溶岩台地・坪庭の散策と標高2200メートル地帯での「山ヨガ」を組み合わせた自然体験ツアーなどを検討中で、来春からの本格実施を目指す。

検討中のツアーは2コースあり、北八ケ岳ロープウェイで坪庭駅に向かい、溶岩とハイマツが織りなす景観や、針葉樹林が帯状に枯れる縞枯れ現象を見て、山ヨガで心身を癒やす内容が一つ。もう一方は蓼科大滝と原生林、コケの神秘的な世界を味わうツアーで、北八ケ岳は女性を、蓼科大滝は家族をメインターゲットにする。

いずれもガイド付きで、感染症対策を考慮して少人数制で催行する意向。ごみ袋を手にして歩き、環境保全にもつなげる。単なる動植物などの説明にとどまらず、物語や歴史文化まで伝えられるガイドを育成しようと、16日にはオンライン研修会を開催。意欲を持つ地元の10人が、他県の先駆者から心構えや共感、満足を生むガイドを学んだ。

北八ケ岳ではこのほどモニターツアーを行い、「マイナスイオンをたっぷり取り込めた」と好評を得た。蓼科は年間148万人が訪れる観光地だが、夏に利用が集中しているのが現状。通年誘客に向けた取り組みでもあり、スノーシュー(西洋かんじき)での雪上散策など、四季折々の感動体験を通して蓼科のファンを増やしたい考えだ。

同社の矢崎公二社長は「北八ケ岳はコケの宝庫だが、白駒池周辺に比べて蓼科大滝周辺の知名度は低い。世界的に見ても珍しい縞枯れ現象を含め、貴重な自然や資源に光を当て活性化を図りたい」と強調。蓼科の宿泊施設とも連携して取り組み、再来訪者や滞在時間の増加に結び付けたいという。ガイドのオンライン研修会は30日にも行う。希望者は氏名、連絡先を記し、同社(ファクス0266・75・2777)へ。

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