全国初のオンライン学科教習 茅野自動車学校

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全国で初めて行われたオンライン学科教習。「Zoom」の機能を使い、通常の学科と同様の授業をオンライン教習生に届けた

茅野市宮川の茅野自動車学校(桑澤一郎社長)は24日夜、全国で初めてというオンライン学科教習を実施した。教室内で行う通常の学科教習に合わせ、ウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用した講義を展開。デジタル化推進の流れを捉え、教習生の利便性向上や負担軽減を目指す。

警察庁は10日、昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大やデジタル化の推進などを踏まえ、自動車教習所におけるオンラインでの学科教習を認める通達を出した。同校では、営業自粛要請時から模擬教習を行うなど導入を検討していたこともあり、関係各団体の手引や指導に従い、いち早く取り入れた。

講義は、学科教習の基本理念で「指導及び質疑応答の機会の確保」が求められることから、教習水準の維持向上に努めながら利便性向上などが見込まれるライブ配信で、指導員と教習生の相互の顔が見える形で行う。映像などは画面共有機能を利用して届ける。現在は、仮免許取得までの基礎を学ぶ10時限のみが対象だが、今後は仮免許習得後の応急手当などの実習を除く12時限にも対象を広げる。

初日は、午後7時40分から道路通行の原則について学ぶ学科教習を実施し、希望した2人がオンラインで受講した。岡谷工業高校3年の中澤一馬さん(18)=諏訪市豊田=は「今回はこの教習だけ出ればよかったので、自宅で気楽に受けられてよかった」。会社員の木村一成さん(20)=茅野市豊平=は「遅い時間の教習に行くことは大変だったので、どこでも受講できるオンラインは魅力」と話した。

桑澤社長は「デジタル化の波が今後さらに広がっていく」と指摘。「オンラインは今後、教習生の利便性や感染症対策など危機管理の観点で大変有効となる。継続し、標準化していけば」と期待を示した。

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