「泳ぎたくなる諏訪湖」に 砂浜を造成へ

LINEで送る
Pocket

諏訪湖の親水性を高めるため砂浜を造成する諏訪市湖畔公園の足湯近くの諏訪湖畔

県諏訪建設事務所は「泳ぎたくなる諏訪湖」の実現に向け、諏訪市湖畔公園の足湯前付近の湖岸から沖合にかけて砂浜を造成する。2~3年後の完成を目指すが、今夏には一部を一般に開放し、諏訪湖で水遊びができる環境を整えたい考え。砂浜はシジミの復活を目的に同市湖岸通りの諏訪赤十字病院沖に設けたが、親水を目的に岸辺から砂浜にするのは今回が初めて。

造成するのは、間欠泉前の漁港の横から観光桟橋に向けた幅約100メートル、沖合約50メートルのエリア。このうち、今年の夏までに間欠泉側の約32メートルを造成する。水深は夏場の水位で現状約150センチあるが、造成後は沖合約30メートルで水深80センチ、同40メートルで115センチとする計画。小石などで浅場を造った上で砂で覆う。いずれも砥川(下諏訪町)、横河川(岡谷市)の河口付近で治水、利水のためにしゅんせつした土砂を使う。岸辺や陸地も砂で覆い、親水性を高める。県単独予算で事業化する。

県諏訪地域振興局環境課によると、諏訪湖の水質は、環境省の水浴場の水質判定基準で5段階(AAから不適まで)の上から3番目の「水質B」で、水浴は「可」となっている。一方で、岸辺に打ち寄せるごみは依然として目につき、周辺住民有志や県が主導する環境美化活動「諏訪湖アダプトプログラム」に登録して活動する団体がごみ拾いを続けているが、なくならない現状は「泳ぎたくなる」とは逆行する。

諏訪建設事務所整備課の河原輝久課長は「諏訪湖は汚い、遊べないというイメージを払拭したい。親水性を高めることで『諏訪湖をきれいにしたい』という思いがより一層地域に広がるといい」と語った。諏訪湖創生ビジョンに盛り込んだ湖畔(河川空間)にカフェやレジャー施設の新設と営業を可能にする「河川空間のオープン化」事業に関連した地域の取り組みの後押しにもつながりそうだ。

おすすめ情報

PAGE TOP