県伊那文化会館リニューアル 設備一新

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天井を張り替え、リニューアルオープンする県伊那文化会館の大ホール

県が大規模改修を進めていた県伊那文化会館(伊那市)が3月3日、8カ月ぶりにリニューアルオープンする。天井の耐震化を図るとともに、老朽化した屋根や舞台装置、大ホールの座席、プラネタリウムを一新。文化芸術の拠点として音響をはじめとする設備も充実させ、安全性と利便性を向上させた。

1988年の開館以来初となる大規模改修に昨年7月から着手。地震対策として、天井は落下防止に向けて全面改修となり、建物と一体になった鉄骨に天井板を直接取り付ける工法で、安全性を強化。床はバリアフリー化を進め、通路や壁には手すりを設けた。

大ホールはすべての席幅を広げ、前後の配列もずらすなどして快適性を高めた。席後方の壁には開閉できるカーテンを設置し、音の響きを調整できる仕組みに。内装は木目調の床やえんじ色のいすを使い、落ち着いた雰囲気と高級感を演出した。

最新機種で美しい映像が楽しめるプラネタリウム

プラネタリウムも刷新した。光学式星空投影機は約800万個の星を映す最新機種。座席はこれまでの100席から80席に減らし、ゆったりと鑑賞できる。親子そろって着席できるシートも加わった。ドーム状の内側に設置されたスクリーンは張り替え、より美しい映像が楽しめる。難聴者の補聴器に鮮明な音を送る機器「ヒアリングループ」も新たに導入。内装は天竜川や桜など、伊那谷の自然をイメージした色合いに仕上げた。

総事業費は約21億円。北沢理光館長(71)は「安心安全で快適に過ごせるとともに、良い響きのホールになった。大勢の人がさらに足を運ぶ施設にしていきたい」と話した。

リニューアルに伴い、来月5日午後1時10分から同館で、市民向けの見学会を実施する。

こけら落としとなる28日は、大ホールで南信地区の中学校、高校の吹奏楽部が一堂に集まるコンサートを開く。

このほかリニューアル記念として、同館プラネタリウムは6日からオリジナルのプログラム「宇宙に近い場所~上伊那で星を見上げて」を開催する。料金改定し、観覧料は一般400円、中学生以下150円、未就学児無料。
 申し込み、問い合わせは同館(電話0265・73・8822)へ。

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