合葬式墓地「蛍光苑」完成 辰野町

LINEで送る
Pocket

辰野町霊園内に完成した合葬式墓地「蛍光苑」

辰野町が今年度、同町宮木の町霊園内に建設を進めてきた合葬式墓地「蛍光苑」が完成した。核家族化や少子化によって墓の維持管理と継承が難しくなる中、合葬式の施設を求める住民の声が増えているのを受けて対応した。契約者に遺骨を共同で納めてもらい、町が適正管理を図っていく。4月1日から申し込みを受け付け、申請手続きが済み次第、利用可能となる。

施設は霊園のロータリー内側部分を生かして建設した。建屋は鉄筋コンクリート造りの平屋で約14平方メートル。骨つぼを棚に安置し15年間保管する「個別埋蔵室」で200体、遺骨を分けずに納める地下の「共同埋蔵室」で500体以上を受け入れる。建屋には焼香炉や献花台を併設。外観を簡素な六角型とし、宗教を問わず利用できるよう配慮した。

使用料は1体当たり個別埋蔵室15万円、共同埋蔵室5万円。管理料は不要。利用対象は町に住所または本籍がある人で、町内に住所登録がない場合は使用料を25%増額。生前申し込みのほか、希望者は町交付のプレートを使って墓誌台に氏名掲示もできる(名前入れの加工費は自己負担)。総事業費2224万円。

町が昨年夏、霊園利用者を対象に行った意識調査では、墓じまいによる区画返還や、合葬式墓地への移設を希望する意見が5割以上を占めた。新たな墓地管理サービスを求める住民のニーズを確認した上で、事業年度を1年前倒しして施設を整備した。
 
29日には町理事者が竣工検査を行った。武居保男町長は「蛍光苑は、家族が永遠につながる施設のイメージを町の象徴である蛍に託して名付けた」とし、「多くの皆さんにとって、心安らげる場所となるよう願う」と話した。

利用申し込み、問い合わせは町住民税務課(電話0266・41・1111)

おすすめ情報

PAGE TOP