五輪出場へ”灯火” 国光さんから大志さんへ

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東京五輪聖火リレーの到着を祝うセレモニーで聖火をつなぐ、伊藤大志さんと伊藤国光さん(右)=伊那市荒井のセントラルパーク

”郷土の誇り”から”期待の星”へつないだ五輪へのともしび―。伊那市で2日にあった東京五輪聖火リレーで、1980年モスクワ五輪日本代表の伊藤国光さん(66)=伊那市出身=から、自身も「五輪など世界の舞台で活躍したい」と志す長距離ランナー伊藤大志さん(18)=駒ケ根市出身=へ聖火が受け継がれ、見守った市民から大きな拍手が送られた。

伊藤国光さんは上伊那農業高校時代から駅伝選手として活躍。卒業後は実業団に所属し、長距離で次々に日本記録を樹立した。モスクワ五輪は1万メートル日本代表だったが、日本のボイコットで出場がかなわなかった。今はJFEスチール競走部(広島県)で監督を務めている。

伊藤大志さんは中学時代に頭角を現し、進学した佐久長聖高校でも1年生から全国の舞台で活躍した。昨年は自己ベストを大幅に更新し、5000メートルで高校歴代2位の記録を保持。今春、大学陸上界の名門、早稲田大学へ進んだ。

この日のセレモニーで、二人とも笑顔を浮かべて聖火をつないだ。国光さんは”幻のモスクワ五輪”を「当時は25歳だったので悔しいという気持ちはなく、次があると気にしていなかった」と回想。だが「実際は一度一度が勝負。今回の選手たちには東京五輪を大事にしてほしい」と述べた。大志さんは「同じ伊那谷出身の国光さんに聖火をいただいて光栄。この感動を今後の競技につなげたい」と目を輝かせた。

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