2021年4月29日付

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スポーツ用自転車に乗り始めた。近年高まる人気に興味が湧き、「入門用」の中古を安く譲り受けた。知識も技術も持ち合わせないが、速く軽い乗り味が単純に楽しい▼走ってみると、軽快な分、道路の凹凸や継ぎ目の衝撃が強く体に伝わる。狭い道路では車や人の邪魔になっていないかと居心地が悪い。車や徒歩では気が付かなかったが、自転車にとって望ましい交通環境が整っているとは言えないと感じる▼交通ルールも気になるところ。道交法で自転車は軽車両に分類され、原則として車道を左側通行することなどが定められている。しかし実態は、歩道を走ったり、右側を進んだり。都市部では料理などを配達する自転車の違反運転も問題視されている。ルールの定着不足が要因とみられる車や人との事故やトラブルも少なくない▼国交省と警察庁は「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」を策定し、一昨年の道路構造令改正では、自転車通行帯や自転車道の設置を定めた。高齢者などの電動カートや若者らの電動キックボードなど、今後の道路利用は一層の多様化が指摘される▼新たな生活様式が生んだともいわれる自転車人気の高まりは、各地の自転車を活用した観光・地域振興策を呼び起こし、諏訪湖畔でもサイクリングロードの整備が進む。これをきっかけに、物心ともに誰もが安心して利用できる道路環境の整備につながるといい。

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