赤いルバーブ生産”新規参入” アビエス

LINEで送る
Pocket

富士見町の特産「赤いルバーブ」の株を植えていく「アビエススポーツクラブ」の役員や指導者ら=同町南原山

諏訪地域でサッカーのクラブチームを運営する一般社団法人「アビエススポーツクラブ」(茅野市)が、富士見町の特産「赤いルバーブ」の生産に乗り出した。スポーツの力で地域を元気に―というクラブ理念に基づき、特産野菜の魅力発信や生産振興に貢献したいと”新規参入”。町の生産組合にも名を連ねた。30~40代の役員やコーチが中心となって株を定植し、新たな地域貢献へキックオフした。

茅野、富士見、原の3市町村へのマスク寄贈や保育園でのサッカー教室など、さまざまな地域貢献事業を行う同クラブ。赤いルバーブは、生産者の高齢化が進み、収穫・出荷までの作業負担が増していると聞き、「スポーツと食は関係が深い。課題解決の力になりたい」と決意を固めた。

八ケ岳を望む同町南原山の16アールの畑を借り、メンバーで約1000株を定植した。農業に関しては「素人集団」と認めるが、富士見高校での株分けに参加するなどして知識と技術を習得。畝間に横並びとなり、「ディフェンスラインを高く保つよ」と、戦術的指示を出し合いながら丁寧に植え付けた。

会費とスポンサー収入を柱に運営するが、「ルバーブの収入が加われば、クラブにとっても大きい」。新たな加工品として注目されるルバーブビールの原料も供給したい考えで、商品開発を進める同町境の原田誠さん、悦子さん夫婦も定植作業に参加した。町ルバーブ生産組合の川合弘人組合長は「若い人たちが興味を持ち、特産を広めたい思いで始めてくれた。組合としてもうれしい」と歓迎する。

ルバーブは特有の香りと酸味を持つタデ科の野菜。富士見町産は茎全体が赤いのが特徴だ。「赤いルバーブの知名度を上げ、お世話になる富士見町に貢献したい」と、チーム「アビエスルバーブ」を指揮する井沢貴明専務理事(54)=茅野市宮川。元プロ選手で、ジュニアユース(中学生)を指導する久保田勲さん(37)=山梨県北杜市=は「子どもたちの収穫体験もできれば。あらゆる体験はサッカーにも役立つ」と話す。

おすすめ情報

PAGE TOP