酒米の苗棚田で手植え 中川村大草飯沼

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中川村大草飯沼の棚田で行われた田植え作業

中川村大草飯沼にある棚田で8日、田植えが行われた。棚田を管理する飯沼農業活性化研究会の会員や関係者ら約50人が作業。天竜川を見下ろし、中央アルプスを遠望できる景観を楽しみながら、酒米「美山錦」の苗を丁寧に植え、豊作を願った。

棚田は高低差約50メートルの傾斜地に広がり、村を代表する景勝地として親しまれている。同会は、農山村の美しい景観を保全しようと、2004年に酒米づくりを開始。酒米は村内の酒造会社「米澤酒造」の特別純米酒「今錦おたまじゃくし」に使用されている。

この日は、棚田10枚、計約50アールに苗を植え付けた。酒蔵関係者も多数参加し、手植えを体験。はだしで田んぼに入る人もいて、泥の感触を確かめながら熱心に作業した。昔ながらの田植え風景を写真に収めようと、アマチュアカメラマンたちも大勢訪れ、盛んにシャッターを切っていた。9月に稲刈りを行う予定で、約2トンの収穫を目標にしている。

同会の宮下明芳会長(78)は「飯沼の棚田は『美しい村』を代表する場所。水の管理や除草作業は大変だが、農村の景観を大切にしていきたい」と話していた。

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