2021年7月29日付

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正式には「急性腰痛症」というそうだ。いわゆる「ぎっくり腰」である。ドイツ語では「魔女の一撃」という呼び名もあるそうだから古くから人々に恐れられてきたのだろう▼その一撃を食らった。といっても、もう何度も経験しており、クセになっているのかもしれない。今回はそれほど重くないが、それでも少し体の向きを変えただけで痛みが走り、思わず声を上げてしまう。車の乗り降りや着替えなど何気ない日常の行動もままならない。歩くのもそろりそろり▼このときいつも思うのは健康の大切さ、それとやがて訪れるであろう年齢を重ねた自分の姿である。誰でも年を取れば多かれ少なかれ心身に支障を来すもの。思うように体を動かすことができなくなるかもしれない。何らかの支援が必要になる可能性もあるが、急速な高齢化と人口減少で先行きは見通せない▼折しも7月26日は神奈川県相模原市の知的障がい者施設で起きた殺傷事件から5年となった。事件を起こした元職員の男は重い障がいのある入所者を「生きていても意味がない」などと考え、凶行に及んだとされる。当時、ネット上では男の主張に理解を示すような声も散見され、その意味でも衝撃的な事件だった▼年齢や障がいの有無にかかわらず、誰もが自分らしく生き生きと暮らせる社会をどう築いていくか。この事件を忘れることなく、考え続けていくことが大切ではないか。

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