2021年9月2日付

LINEで送る
Pocket

長引くコロナ禍の影響は飲食店にとどまらず、各種業界へ波及する。先日取材した写真店の経営者は、コロナ禍で成人式や挙式、敬老会、発表会などが中止や延期、規模縮小になり「撮影の仕事が減った」と漏らした。コロナ収束後も「一度、簡略化した行事は元に戻らず、日本の伝統文化が廃れそうで怖い」と憂慮する▼教育現場では修学旅行や文化祭などの行事を簡素化し、入学式での集合写真の撮影をやめた学校もあったという。生徒はマスクをして生活するため、例えば高校生では”青春、真っただ中の輝いた笑顔”が撮影できない。くだんの経営者は「卒業アルバムに使える写真が少なくて困った」と嘆いた▼今はスマートフォン全盛の時代。本来なら専用のカメラで撮影することを勧める、その経営者も「写真はスマホのカメラ機能でいいので撮れる時に撮り、思い出として残してほしい」と願う▼ただ懸念はスマホの画像データを、スマホに入れたまま放置する傾向が強いこと。データは複製の保存でも本体内にある媒体へ記録する場合が多い。万一、スマホ本体を紛失すれば、思い出の画像も無くなってしまう▼データを本体以外に保存する対策のほか、大切な画像はプリント(紙焼き)して残したい。焼き増しは写真店でできる。紙焼き写真はいつでも手軽に見られるし、一枚の写真があるだけで、あの時の記憶が鮮明によみがえるものだ。

おすすめ情報

PAGE TOP