オンラインで介護実習 県祉大学校

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テレビ会議システムで福祉施設と学校をつなぎ、利用者と会話する学生

県福祉大学校(諏訪市)は、テレビ会議システムを使ったオンライン介護実習を行っている。新型コロナウイルス感染症の流行が続く中、学生が介護の現場を知る機会を確保しようと初めて実施。市内外の高齢者福祉施設と学校をリモートでつなぎ、介護福祉学科の学生12人が実践的な学習に取り組んでいる。

同大学校の介護福祉学科では年5回の実習を行う。現在取り組んでいる実習は3回目に当たり、要介護者の身体能力や希望に合った介護計画を立て、実践する能力を養う内容。毎年8~9月に実施している。県の感染警戒レベルが「5」に引き上げられたことやデルタ株の流行を受け、急きょオンラインで行うことを決めた。

学生たちは3人ずつのグループに分かれ、長い日では一日に1時間ほど担当利用者とリモートで接する。松本市の老人福祉施設「サルビア」の女性入居者を受け持った学生たちは7日、旅行好きな女性のために作成した約13分間の動画を共有した。

動画は女性が訪れた中で一番印象に残っていると語った、インド西部の都市ウダイプルを中心に編集。鑑賞後は「景色は変わっていましたか」「好きな場所はありましたか」などと質問し、コミュニケーションを取った。

映像を作成した生徒(21)=松本市=は「(担当した女性は)自分の情報を発信する人ではないが、懐かしむ顔や笑顔が見られて良かった」。同じグループの生徒(20)=同市=は「今回はオンラインで実際の触れ合いがなかったので、同じことが現場に行ったらできるか不安」と話した。

教務主任の田丸美咲教授は「オンラインでは表情や雰囲気などが捉えにくい面もある。感染防止をしつつ、今後は施設に受け入れてもらえるよう調整したい」と話していた。

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