赤果肉リンゴ新品種注目 信大伴野教授開発

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赤果肉が鮮やかなレッドパールを手にする開発者の伴野教授

赤果肉が鮮やかなレッドパールを手にする開発者の伴野教授

信州大学学術研究院農学系(南箕輪村)の伴野潔教授(61)=果樹園芸学=が交配育成して開発した赤果肉リンゴの新品種「レッドパール」が、関係者の間で注目を浴びている。このほど全国の研究者ら約2000人が集まり名古屋市で開かれた園芸学会で発表。果肉が赤い見た目だけでなく、大玉で食味の良さも好評で、人気品種が流通する前に収穫できる早生である点にも関心が寄せられた。生食、加工と幅広い用途に期待がかかる。

「レッドゴールド」と「ピンクパール」を交配したレッドパール。2000年から研究を進め、12年に原木から初収穫した。

今年初めて接ぎ木による生産に成功。原木から収穫したものと特性が変わらないことを確認し、次の段階へと弾みがついた。一般実用化に向けて今後は、伊那市横山と大町市の2カ所をモデルに苗木を育て、さらに特性研究を進める。

食品機能性に富んだ成分を摂取しやすいことや、果肉の鮮やかな色合いなどから、近年は世界的にも赤果肉リンゴの研究開発が進んでいるという。

伴野教授は6種の新品種リンゴを開発し、そのうち5種が赤果肉。「レッドパールは普通のリンゴと食味など遜色ない。色合いからカットフルーツ用などの利用も考えられる。できるだけ早く生産が広がるように取り組みたい」と話している。

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