下水汚泥肥料注文700袋 初回分受け渡し

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軽トラックの荷台に積み込まれる汚泥発酵肥料。700袋のうち300袋が注文者に届けられた=道の駅「信州蔦木宿」

富士見町机の合同会社つくえラボが、町内で生じた下水汚泥の一部を使って製造される汚泥発酵肥料の予約販売を受け付けたところ、町内や茅野市、原村などから約700袋(1袋15キロ入り)の注文が入った。初回の300袋分の受け渡しが5日、道の駅「信州蔦木宿」であり、注文者が下水道由来肥料での野菜や花、米づくりを楽しみにしながら持ち帰った。

汚泥発酵肥料は「クリーンユーキ」(本社・須坂市)の佐久工場で製造。町内の釜無川水系にある下水処理場「リバークリーン富士見」で生じる汚泥の一部が同工場に持ち込まれている。下水汚泥には肥料の主成分となる窒素、リンが含まれており、肥料の安全性も証明。ラボが9月の「富士見マルシェ」で20袋を販売したところ、すぐに完売。次の仕入れの際の予約注文を受け付けていた。

300袋は佐久工場のスタッフが配送。自家消費や注文販売の作物を育てる人や、直売所への出荷者らが訪れて受け取った。10袋を購入した町内の男性は、ラボの活動に賛同してこれまでも佐賀市の下水道由来肥料を使ってきており、「トウモロコシもよく育った」。今後、富士見の”真”の資源循環で作物を育てることを楽しみにした。

ラボ共同代表の久保有美さんと馬淵沙織さんによると、残りの400袋は15日の受け渡しを予定。需要期に合わせて年3回はこうした機会を設けたいとし、同道の駅では通年で1袋から数袋単位で購入できるようにしたいという。クリーンユーキは「当社は東北信と群馬県が主な販売エリア。地元のつくえラボの協力で諏訪地域にも販路を拡大できてありがたい」と感謝していた。

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