地方の時代映像祭コンク ICT番組が優秀賞

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「地方の時代」映像祭優秀賞受賞番組を制作したICTの伊藤常務

第41回「地方の時代」映像祭コンクールで、伊那ケーブルテレビジョン(ICT、伊那市)が出品したドキュメンタリー番組「戦後10年目の懺悔~私は教え子を満州に送った」がケーブルテレビ部門優秀賞を受賞した。戦争遺構をテーマにしたシリーズ番組の10作目で、制作した伊藤秀男常務(55)は「節目に受賞できてうれしい。この間、ものすごい数の証言を取ったが、その方たちにも恩返しができたかなと思う」と話した。

29分番組。元青年学校教師で、満州に教え子を送り出したことを悔やみ、教え子の墓を訪ねようとする三澤豊さん(99)=南箕輪村=にスポットを当てた。亡くなった生徒たちに申し訳ない―という懺悔の気持ちを持ち続ける三澤さんの戦後75年を、多くの人たちの証言を交えて編集。2020年10月に放送した。

09年から戦争遺構に着目した番組の制作を続けている伊藤常務。「日本全国に、そしてこの地域にも戦争体験があったはずで、その体験を後世に残したい」と話す。15年にはシリーズ作品の「祈り~加藤八重子さんの半生」で第35回映像祭コンクールの同部門優秀賞を受賞している。

同映像祭はNHKや日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟など5者の共同主催で、13~19日に大阪・吹田市で開かれている。地方ならではの課題や活動を描いた地域発の映像ドキュメンタリーの祭典で、今年のコンクールには全国の放送局やケーブルテレビ局などから270作品の応募があった。ケーブルテレビ部門への応募は49作品だった。コンクールの表彰式は13日に行われた。

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