14バス路線廃止案示す 茅野市

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茅野市は1日夜に市役所で開いた新地域公共交通検討会議で、来年5月中旬から予約に応じて運行する「デマンド交通」を開始し、同6月末で生活路線に位置付ける市内の14バス路線を廃止する案を示した。5月中旬から6月末まではデマンド交通への移行期間とし、7月から本格的に移る。1月以降の検討会議の中で運行形態を詰めていくとした。市は今後、バス利用者ら対象の説明会を開く予定。

廃止案が示されたのは、市街地循環バスなどの各路線。広域に走る岡谷茅野線(本線)や穴山・原村線は存続する。蓼科や白樺湖方面などを走る観光路線も当面維持する。

来年5月中旬から運行するデマンド交通は別荘地などを除くエリアを運行する計画。10人乗り車両を平日最大4台走らせる想定でいる。運行経費は現在バス路線の運行で赤字補填している補助金額よりは低く抑えたい-としている。

高齢者や障がい者の移動手段の確保については、移送サービスなどの連携を協議するとした。

また、市は「通学・通勤バス」について現在実証運行中のピアみどり線、米沢線、泉野・玉川線に既存の御狩野線 (通学支援便)、丸山線を加えた5路線を通学・通勤のバス路線として来年4月から本格運行する考えを改めて示した。

会合で委員から反対の意見は出なかったが、タクシー事業者からはデマンド運行の形態の明確化を求める声が聞かれた。高齢者や障がい者らの移動手段確保に向けた検討状況を確認する意見も出た。

この日は11月に市に対して公共交通に関する提言書を提出した茅野市議会の「交通弱者の移動手段を考える議員連盟」の議員も出席し、提言書の内容を委員に説明した。

市内のバス路線は曜日運行だったり、目的地まで時間がかかったりするなどの課題があり、利用者が伸び悩んでいるのが現状。市は昨年12月~今年5月に人工知能(AI)を活用した乗り合いオンデマンド交通「のらざあ」を実証運行している。10月の前回会合で「目指すべき公共交通の形」の案を示していた。

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