地域活性化アイデア競う 農村インポッシブル

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トレイルカッターの名取将さん(右)から話を聞く参加者

人口減少や高齢化が進む農山漁村の活性化について考える農山漁村アイデアソン「農村インポッシブル」が18日から2日間の日程で、伊那市で始まった。県内外から30人が参加。高遠町と長谷を対象に特産品の開発や新たな取り組みによる活性化を目指し、地域のポテンシャルを最大限引き出す「突き抜けたアイデア」を競い合う。

アイデアソンはアイデアとマラソンを組み合わせた造語で、さまざまな分野の人たちが集まり、アイデアを競い合うイベント。農山漁村アイデアソンは農林水産省省の農山漁村振興交付金を活用した取り組みで、市と地方創生イノベータープラットフォーム「INSPIRE(インスパイア)」の共催で開いた。全国では延べ14カ所目、県内では下水内郡栄村に次いで2カ所目という。

参加者は広告代理店勤務やホテルの支配人、料理人、大学生、高校生などさまざま。5人一組でチームになり、高遠コースと長谷コースに分かれ、2台のバスに分乗して各地域を巡り、アイデアのヒントを探った。

長谷コースはまず道の駅「南アルプスむら長谷」へ。農産物直売所や加工施設を運営する農業法人「ファームはせ」専務取締役の羽場権二さん(35)と、長谷でマウンテンバイク(MTB)のコース整備やガイドツアーを手掛ける「トレイルカッター」代表取締役の名取将さん(45)から話を聞いた。

羽場さんは安心安全で環境にやさしい農産物を消費者に届けるため、有機・自然栽培を取り入れたり、規格外の野菜を活用した漬物の加工・販売に取り組んでいることを紹介。名取さんは山道の保全や安全のため、ガイドツアー限定で受け入れていることなどを説明した。

長谷コースはこのほか、中尾座や仙流荘を訪問。一方、高遠コースは高遠直売センターや高遠城址公園、遠照寺を訪れた。夕方には高遠さくらホテルに戻り、ワークショップを行った。

INSPIREの谷中修吾さんは「単なる提案にとどまらず、自分が企画を実現するとしたら-という視点で考えてほしい」と呼び掛けていた。2日目の19日はプレゼンテーションを行ってMVPを決定する。

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