県内初 諏訪市が障害者手帳アプリ導入

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一般的な障害者手帳のケース。紛失や個人情報保護の懸念があるという

諏訪市が障がい者の外出支援や利便性向上に向けて、ミライロ(大阪市)が運用する障害者手帳アプリ「ミライロID」を導入し、一部業務への適用を始めた。障害者手帳を持ち歩く必要がなく、スマートフォンに手帳の画像を表示することで、本人確認や割引サービスを受けることができる。バスや鉄道など事業者は登録しているが、自治体では県内第1号という。

市によると、市民からの提案もあって業務スマート化の一環で11月22日に登録した。条例改正などが必要ない一部業務に適用し、原田泰治美術館や博物館、美術館、高島城、かりんちゃんバス、すわっこランドの割り引きをはじめ、確定申告や配食サービス、タクシー利用料金助成、ワクチン接種費用減免、公共施設予約に採用する。

利用するには同アプリをダウンロードして、アプリ表示に従った障害者手帳を撮影し、ヘルプセンターで必要事項を登録する。利用時はアプリを起動し、窓口の担当者にホーム画面を提示して画面内容を確認してもらう。

市社会福祉課によると、障害者手帳所持者は身体、精神、療育(知的)合わせて延べ2681人(3月31日現在)。障害者手帳を使った割引制度は障がい者の社会進出を後押ししているが、障がい者にとっては紛失のリスクがあるほか、周囲の視線の中で個人情報が記された手帳を提示する心理的負担もあった。

同社ホームページによると、ミライロIDが使える場所は航空や鉄道、バス、タクシー、レジャー、スポーツなど全国1700カ所余り。このうち自治体は91府県市町村が登録しているという。

市は「障がい者の皆さんの利便性向上と個人情報保護につながれば」と話す。ミライロIDと同時に、保険証や運転免許証での住所確認が必要になるサービスもあるため、注意を促している。

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