目指せ健康長寿のまち 駒ケ根市の取り組みを探る・4 地域に出る医師2

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駒ケ根市が小町屋公民館で開いた健康づくり・介護予防講座では、地元で開業するつちかね整形外科クリニックの土金彰院長が、「ロコモを知ろう」をテーマに講話した。ロコモティブシンドローム(ロコモ)は運動器の障害によって移動能力低下をきたした状態のことで、進行すると介護が必要になるリスクが高まるといわれる。土金院長はロコモアドバイスドクターの立場から、健康寿命を延ばすための運動器疾患対策を教えた。

土金院長はロコモの原因になりやすい疾患として▽骨粗しょう症▽変形性膝関節症▽腰部脊柱管狭窄症―を挙げ、ロコモの状態になってしまった人やロコモの予備軍状態の人が、介護予防のために何をしたらいいのかをアドバイスした。家の中でも簡単にできるロコモーショントレーニング(ロコトレ)をいくつか紹介。「骨や筋肉の健康な状態を保つために、毎日動かし、適切な負荷をかけることだ」とし、どこでもできる「開眼片脚立ち」や「スクワット」をやってみせた。

小町屋区では区内4地区で「いきいき100歳体操」を定着させるなど、運動への意識を高めるための取り組みが行われている。2月25日に開かれた同講座にも関心を示す人が多く、50人を超える人たちが集まった。参加した男性は「改めて運動をしなさいと言われると身構えてしまうが、普段の生活の中でもできることを基本から教えてもらい、ためになった」と話していた。

クリニック内に開設した健康ステーションの活用には「膝の悪い人にたくさん歩くことは勧められないので、活動量計を使った活動とロコモ対策は別々にできればと考えている」と土金院長。活動量計を使った運動の推進について「ロコモの原因になる骨粗しょう症の予防になる。メタボや認知症対策も含めて、予防的感覚で1歩でも多く歩くという気持ちに仕向けていくことは大事なことだと思う。将来要介護にならないように、40~50歳ぐらいから始めてほしい」と話した。

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