きょう大寒 糸寒天作り最盛期

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朝日に照らされる干し場の糸寒天=午前7時45分、伊那市東春近田原

20日は二十四節気の一つで1年のうち最も寒さが厳しいとされる「大寒」。伊那市東春近田原の「小笠原商店」で、糸寒天作りが最盛期を迎えている。寒暖差の激しい気候風土を生かし、天日に干して凍結と乾燥を繰り返す昔ながらの製法。4月上旬まで作業は続く。

同社は県内で唯一、天然の糸寒天を製造している。原料となるテングサを大窯でたいて煮汁を固めてから、専用の機械で太さ4ミリに切断。すだれの上に並べ、おおむね10日ほど天日にさらすと徐々に白さを増すという。手間暇をかけた寒天は、県内外の老舗和菓子店に卸される。

19日の朝、天竜川沿いにある約1万平方メートルの干し場では、従業員8人が白い息を吐きながら作業を進めた。山から朝日が差し込み、かちかちに凍った寒天を照らし出した。同社の小笠原英樹さん(47)は「今季は晴天に恵まれて冷え込みも厳しく、仕上がりは上々」と話す。

長野地方気象台によると、この日の最低気温は伊那で氷点下8.9度、辰野で同10.2度を観測し、寒い一日となった。20日の上伊那地方は冬型の気圧配置が次第に強まり、曇りや一部雪となる見込み。

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