「信州の伝統野菜」を発信 オンラインシンポ

LINEで送る
Pocket

「信州の伝統野菜」について語る料理研究家の横山さん(左)ら=伊那市の伊那ケーブルテレビジョン

県内のケーブルテレビ(CATV)局でつくる長野県ケーブルテレビ協議会と信州大学は9日、「信州の伝統野菜」に関するオンラインシンポジウムを開いた。同協議会と信大は連携協定に基づき、信州の伝統野菜を映像で残すアーカイブ事業に共同で取り組んでおり、その一環で企画した。シンポジウムは番組収録し、4月以降、各CATV局で放送する予定。

信州の伝統野菜は現在、79種が選定されているが、存続が危ぶまれる品種も少なくないという。このため、アーカイブ事業では各CATV局が地元の伝統野菜の歴史や特徴を映像に収録、信州伝統野菜選定委員会座長を務める信大学術研究院(農学系)の松島憲一准教授がそれぞれの品種にまつわるエビデンス(科学的根拠)を提供し、動画コンテンツにして発信することで地域ブランドとして機運を醸成することを目指している。今年度も「芝平なんばん」(伊那市)や「上野大根」(諏訪市)など8種類の伝統野菜の映像が制作された。

シンポジウムでは「信州の伝統野菜の誇りと思いをつなぐ」と題し、同協議会事務局の伊那ケーブルテレビジョンをメインスタジオに、県内CATV局3局とリモートで結び、完成した8種類のアーカイブ映像を披露しつつ、各地の生産者や直売所関係者が伝統野菜にまつわる郷土の歴史や思いを語り合った。

メインスタジオでは松島准教授や同委員で料理研究家の横山タカ子さん=長野市=が出演。松島准教授は伝統野菜について「ただ古いというだけでなく、新品種の研究や、地域の特産品として経済的にも重要」と指摘。横山さんは自身の料理にも積極的に取り入れていることに触れ、おいしい食べ方を紹介した。

おすすめ情報

PAGE TOP