上社本宮と前宮で穴浚いの儀 建て御柱に備え

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穴浚いの儀で御柱が抜かれた穴を計測して整備する中金子の氏子ら

諏訪大社上社の本宮(諏訪市中洲)と前宮(茅野市宮川)で29日、御柱を建てる穴を整備する「穴浚いの儀」が行われた。2016年に行われた前回の御柱祭で建てられた御柱を抜いた「御柱休め」や、建て御柱の翌日に御柱の根元を固める「根固めの儀」を行う諏訪市中洲中金子の氏子18人が奉仕。本宮と前宮の四隅に開いた穴を整備し、御柱祭のフィナーレを飾る建て御柱に備えた。

御柱休めなどを含めた「古御柱祭」は、戦国時代の1584(天正12)年から中金子村(現諏訪市中洲中金子)の氏子が担当。438年にわたり伝統を引き継いでいる。

氏子たちは本宮でおはらいを受けた後、本宮と前宮に分かれて作業。一の柱から順番に、御柱が抜かれて空いた穴の周囲を塩で清め、穴の中に入っていた木の枝や落ち葉を取り除き、後世に残すために穴の大きさや深さを計測した。

穴の大きさの記録は中金子公民館に保存されており、古い記録は尺や寸の単位で記されているという。作業に従事した山田通寛区長(51)は、「水がたまっている穴もあり、建て方の苦労が思われる。山出しで曳行できなかった氏子の思いを乗せた建て御柱になれば」と話していた。

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