あす上社里曳き開幕 御柱屋敷から本宮、前宮へ

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諏訪大社式年造営御柱大祭(御柱祭)は3日、上社里曳きが始まり、30年ぶりに諏訪大社社有林の御小屋山から授かった御柱を本宮(諏訪市)、前宮(茅野市)の境内に曳き建てる。山出しから約1カ月間、茅野市宮川安国寺の御柱屋敷に留め置かれてきた御柱がいよいよ氏子の手によって社殿の四隅に運ばれる。御柱屋敷では曳行に向けた準備の木作り、本宮、前宮では建て御柱に向けた準備が進んでいる。

今回の里曳きは、円滑な曳行を目的に日程が変更となり、初日の3日は本宮に建てる4本の御柱を曳行する。前宮の4本の曳行開始は4日。同日は前日に曳かれた本宮の4本とともにすべての御柱が境内に曳き着けられる。最終日はすべての御柱が一斉に建つ。

コロナ禍で迎える里曳きは感染対策も重要となる。参加する氏子たちは区を通じ、事前に参加希望を出しており、感染防止対策しながら当日を待っている。役員や各係は14日前から健康チェックを続けて体調管理を万全にしている。諏訪圏域外からの曳行への参加は基本的に自粛を求めているため、首都圏などに住む地元出身者らが曳行への参加を見送るケースがあり、曳き子の人数はいつもよりも少なくなる見通し。各地区ともそうした状況を念頭に工夫しながら御柱を前に進めていく。

長野地方気象台の1日午後5時発表の天気予報によると、里曳きの3日間はいずれも晴れ時々曇りの予想。諏訪大社上社大総代会でつくる上社御柱祭安全対策実行委員会の小松秀敏事務局長(68)=諏訪市中洲=は「無事に御柱が建つことだけを願っている。天候には恵まれそうなのでいい祭りにしたい。氏子の皆さんには、感染症対策は引き続き万全にして当日を迎えてほしい」と話していた。

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