日本画家・岩波昭彦さん 千葉・東京で個展

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鋸山美術館(千葉県富津市)で公開している「雷神タケミカヅチ」(上)と日本橋三越本店美術特選画廊で発表する「法観寺八坂塔」

茅野市出身で日本美術院特待の日本画家・岩波昭彦さん(55)の特別展「いにしへ そして 現在(いま)―岩波昭彦の世界」が千葉県富津市の鋸山美術館(旧金谷美術館)で開かれている。ニューヨークを中心とした「都市の肖像」シリーズ、神話の世界に新しい表現の探求を続ける新作など、包括的な個展として話題を集めている。11月6日まで。

展示は同県の香取神宮所蔵の3点を含め、「摩天楼」や「雷神タケミカヅチ」など過去の主要作品、新作40点を3期に分けて発表。神話の世界や現代の都市像を含め幅広いテーマを通して過去、現在、未来の時間の流れに悠久への思いをはせる構成となっている。

同美術館は「院展出品を続けながら写生の重要性を学んで紡ぎ出された作品群。いにしえの太陽の光と現在の夜景の光の共演も見どころ」としている。毎週火曜日と7月11日休館。問い合わせは同美術館(電話0439・69・8111)へ。

また5月25日から30日まで、東京都の日本橋三越本店本館6階美術特選画廊で「NightView―青と黒の響き―岩波昭彦展」を開く。新たなモチーフを加え30点を展示。同展に向けて発行した図録で、日本芸術院会員の那波多目功一さんは、「緻密にして繊細で独特な静かな世界を創り出している」と寄せた。

岩波さんはニューヨーク、パリ、スイスなど国内外で個展を開催。2014年に諏訪大社に「平成・諏訪大社三題(5部作)」を奉納。産業新聞社東京本社勤務。美術記者会会員。

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