服部一郎さんのコレクション名品一堂に 諏訪

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ルノワールの「女の肖像」などの名画がそろう「コレクション名品展」

諏訪市のサンリツ服部美術館は、セイコーエプソン元社長で芸術品収集家としても知られる服部一郎さん(1932~87年)の生誕90周年を記念して、「コレクション名品展」を開いている。19世紀末から20世紀にかけて活躍したルノワール、ローランサン、ロダンの絵画や彫刻など約50点を一堂に展示。親しみやすい画題と温かみのある色彩の作品が並ぶ。9月11日まで。

服部さんは戦時中に旧制諏訪中学校(現諏訪清陵高校)への一時転学を経て、東京大学を卒業。近代絵画のコレクションは、スイス、アメリカへの留学を経験し、国際経済活動に諸外国を飛び回る多忙な生活の中で集められた。

作品は4部構成で展示。印象派を代表する画家ルノワールの「女の肖像」は、暖色と柔らかな筆遣いで豊満な女性が描かれている。ローランサンの「チューリップのある静物」は、画家特有の淡い色彩で表現。ダンテの「神曲」に着想を得て制作されたロダンのブロンズ像「考える人」もそろう。

会場では、服部さんと画家との交流をうかがい知ることができるコーナーを設置。アントニ・クラーヴェのコラージュ作品「数個の時計」は、セイコーのダイオバーズウオッチが埋め込まれている。

服部さんが集めた約180点の美術品を所蔵する同館。学芸員の木村裕美さんは「開館以来最大規模となる展示なので、より楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛けている。

午前9時30分~午後4時30分。休館は祝日を除く月曜日(8月は無休)。入館料は大人1000円、小中学生400円。問い合わせは同館(電話0266・57・3311)へ。

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