溶存酸素の監視強化 諏訪湖のワカサギ大量死

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県は24日、部局横断の諏訪湖環境改善戦略チーム(チーム長・中島恵理副知事)の2回目の会議を諏訪市内で開いた。7月末に貧酸素が原因とみられるワカサギの大量死が起きたことを受け、水中に含まれる酸素量(溶存酸素量)を連続測定する計器を来年度、沖合4カ所ほどに置く方針を確認。測定データの乏しさが大量死の原因究明を難航させる一因となり、調査・監視態勢を強める。

27人が出席し、冒頭以外は非公開で話し合った。水大気環境課によると、湖心では信大が連続測定をしており、その東西南北4方向に県の計器を設置したい考え。上層、中層、夏場に貧酸素が常態化する下層と深度別に数値を測るとし、「面的にも拡充して湖全体の状況を分かるようにしたい」と説明した。

現況値をパソコン上などで得られるシステムは「現時点では導入は難しいと考えている」とした。貧酸素水の塊が形成される5~10月には、湖内の定点21カ所を船で定期的に回り、溶存酸素量や水温などを測定していく。

大量死直後の諏訪湖では植物プランクトンが減少し、水の透明度が急激に上昇する事象が見られていた。 魚の死亡との因果関係は不明だが、戦略チームはこの日、 来年度からはプランクトン調査に関しても頻度を高め、捕食者となる動物プランクトン量も新たに調べる方針を確認した。

県によるこれらの調査は大量死後に緊急実施することはあったが、通常は毎月1回となっている。 今年度設置した諏訪湖の環境改善専門家会議でも、委員から調査態勢の強化を求める意見が出ていた。

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