御頭御社宮司社の御柱用材 高遠町板山で伐採

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メドデコの用材として寄進するナラの木に斧を入れる伊那市高遠町板山の関係者

伊那市高遠町板山で16日、諏訪市中洲福島の御頭御社宮司社の御柱祭で使うメドデコの用材の伐採が行われた。板山から御柱祭の用材が提供されるのは2016年に続いて2回目。諏訪から訪れた氏子らとともに伐採に参加した板山の住民らは「歴史ある御柱祭に協力でき、板山にとって誇り」と喜んだ。

メドデコは御柱の前後にV字に取り付ける。その用材を前回に続いて板山から切り出すことになったのは同社御柱祭の3班祭典委員会。持ち山がなく、用材の確保に苦慮する中で、福島に板山ゆかりの住民がいた縁で板山生産森林組合に声が届き、寄進を受けることになった。

この日は相沢孝幸祭典委員長(53)ら14人が訪れ、木やりで気勢を上げた後、板山の住民とともに山林へ入った。急斜面を登り、5日に行った見立てで印を付けておいたナラの木2本を伐採した。「よいしょ、よいしょ」という掛け声に合わせて双方の参加者が代わる代わる斧を入れ、切り倒すとそれぞれ5メートルほどの長さに切って斜面を滑り落とし、山から出した。

無事に伐採を終えた相沢祭典委員長は「立派な用材をいただくことができた。メドデコとして大切に使いたい」と礼を述べた。一連の行事の実行委員長を務める板山の伊藤直人さん(77)は「歴史ある御柱祭に協力でき、ありがたい。板山にとっても誇りであり、山も喜んでいる」と感慨もひとしおだった。

切り出した用材はさらに3メートルと2メートルに切りそろえ、皮をむいて整える。同社の御柱祭は21日に山出し、9月4日に里曳きを行う。

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