専用カードで防犯体制強化 諏訪赤十字病院

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新たに運用を開始する「ご家族カード」と「お見舞者カード」

諏訪市の諏訪赤十字病院は8日から、見舞客や患者の家族を識別する専用カードを首から下げてもらう新たな防犯体制の運用を始める。部外者を病棟などへ入室させないようにして、院内の安全を確保する狙いだ。病棟などでカードを着用していない人への声掛けを積極的に行う。県内の6赤十字病院の中では初めての取り組みで、「地域の方のご理解をいただければ」と協力を求めている。

昨年7月に神奈川県相模原市の障がい者施設で発生した殺傷事件や、同年9月に横浜市内の病院で起きた点滴の異物混入事件などを受け、患者や職員の安心安全に配慮する目的で防犯環境を整備した。

患者の家族用の「ご家族カード」はこれまでもあったが、見えるように着用するものではなく、駐車場の無料利用のために窓口で提示する使用方法だった。このため、首に掛けられるようにひもを取り付け、用紙の色も黄色から水色に変更した。

新設した「お見舞者カード」も同色の用紙で、平日の昼間は1階エレベーター付近、夜間・休日は防災センター出入り口付近で交付する。現時点ではカードを受け取る際、名前や行き先の病棟名などを記帳する必要はないが、今後は必要事項を書いてもらう記入制にする方針だ。

同病院は警備会社と契約し、今年1月から24時間・365日態勢で院内に警備員1人が常駐する措置を取った。非常警報ボタン計約20個も一部の診察室やスタッフルームに設置し、万一の場合はすぐ警備員を呼べるようにした。現在、出入り口付近や病棟などに取り付けてある48台の防犯カメラについても今年度中に40台増やし88台にする。

今後は面会時間の短縮なども視野に入れ、防犯強化を図っていく考えだ。

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