鹿肉活用で最優秀賞 上農高畜産班が喜び報告

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最優秀賞を受けた上農高畜産班の生徒

第68回日本学校農業クラブ全国大会に北信越代表として出場し、鹿肉活用のプロジェクト発表で最優秀賞の文部科学大臣賞を受けた上伊那農業高校畜産班が10月31日、南箕輪村の同校で受賞の喜びを語った。プロジェクトを始動させた先輩や、支援してくれた伊那市新山地区の住民らの存在を挙げ、「多くの力添えがあってこその活動が大舞台で認められてうれしい」とメンバー。鹿肉の有効活用と特産品化による、さらなる地域貢献へ決意を新たにした。

農業系の高校で学ぶ生徒が研究発表や技術競技を行う大会で、今年度は10月24、25日に岡山県で開かれた。畜産班は、動植物や地域資源の活用などに関するプロジェクト発表III類に出場。プロジェクト発表部門での最優秀賞は同校関係では初めてで、県勢としても富士見高校に次ぐ2校目の快挙となった。

駆除個体の約8割が埋設処理されていることを知った生徒たち。新山地区の住民と交流する中で地域資源として活用できないかと考え、鹿肉ジャーキーを考案。必要な許可を取得して解体から精肉、加工まで手掛け、親愛なる鹿を意味する「でぃあでぃあ」という商品名で販売している。

班員は18人。大会には班長の金井智靖さん=生物科学科3年=ら9人が参加し、これまでの5年間の活動を「Dear Deer~鹿が結んだ地域の輪」と題して発表。自分たちで栽培したニンニクや山椒を味付けに用いていることや、地域特産品として新山の農家民宿やパン屋に商品が置かれるようになり、地域貢献への一歩を踏み出せたことなどを10分間の発表時間内に伝えた。

「助成をしてくれた行政や団体、民間の方々にも感謝したい」と金井さん。後輩に対しては「今回の受賞を大きな自信にして、地域やさまざまな場所で活動の幅を広げていってほしい」とエールを送っていた。

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