雪中熟成茶「駒結」開発 こまがねテラス

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こまがねテラスの新商品、雪中熟成茶「駒結」と山二園の酒井隆道社長

登山客らを呼び込み中心市街地再生を図る駒ケ根市の「こまがねテラス」は、中央アルプス千畳敷(2612メートル)の雪の中で熟成させた日本茶「駒結」を開発した。県内産と静岡県産の茶をブレンドし、雪中貯蔵することで香り高く深みのある味に仕上げた。プロジェクトの新商品第1弾として登山客や観光客らにアピールしたい考えだ。

中アの代表的な雪形「島田娘」にちなみ、こくのある味が特徴の深蒸しした静岡県産「島田茶」に、品のある香りが強いとされる飯田市南信濃中井侍産の茶をブレンド。千畳敷の雪の中で2月から3カ月間熟成させた。

プロジェクトに参加する日本茶販売店山二園の酒井隆道社長(60)が中心となり、メンバーのアイデアや元静岡県茶業試験場富士分場長で茶業コンサルタントの増澤武雄さん(81)=箕輪町=の助言、中央アルプス観光などの協力を得て開発した。

6日にはJR駒ケ根駅前ビル・アルパに関係者を集めて試飲会を開催。各団体の代表者ら10人が常温と冷蔵庫、雪中で保存した茶を飲み比べ、「香りが高く、まろやかでこくがある」「味わいが深く、良い余韻が残る」などと太鼓判を押した。

増澤さんも「甘味と渋味、苦味、うま味のバランスが良くまろやか。ブレンドのマッチングに加え、一定の温度や高山帯の気圧などがいい影響を与えたのでは」と推測。「お茶を雪の中で熟成させるのは珍しく、山とのつながりを感じさせる付加価値の高い商品」と評価した。

山二園では登山客らへのおもてなしとしてお茶のサービスや携帯用野だてセットの貸し出しなどを行っており、「予想以上の仕上がりでうれしい。これまでのサービスと合わせ、多くの人に喜んでもらいたい」と酒井社長。こまがねテラスの浦野利彰代表は「これに続きさらなる商品開発やサービス向上を図り、駒ケ根市やプロジェクトの知名度を上げていきたい」と話している。

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