豚コレラ 県畜産試験場で感染確認

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県は14日、塩尻市の県畜産試験場で飼育している豚が豚コレラに感染したと発表した。試験場で飼育している豚349頭は15日早朝までの予定で全頭殺処分し、16日までに埋却することにしている。感染原因は分かっていない。県内で飼育豚に豚コレラが発生したのは、今年2月に宮田村の養豚場で発生して以来2件目。

県農政部によると、12日午後に試験場の雄豚1頭が嘔吐し、翌13日の県松本家畜保健衛生所の遺伝子検査で、同じ畜舎にいた14頭のうち8頭が陽性と判明した。同日のうちに国の検査機関へ検体を移送し、14日午前5時に感染が確認された。

県は14日午前7時から県特定家畜伝染病対策本部会議を県庁で開き、阿部守一知事の指示で殺処分、農場の消毒、埋却などの対応を決めた。

殺処分などの作業は県農政部の職員を中心に延べ400人を動員(うち約70人は建設業協会からの応援)する見通しで、14日午前7時18分から開始。午後4時までに225頭を殺処分し、40頭を埋却用の溝に投入した。

畜産試験場の周辺には畜産関係車両を対象とした消毒ポイントを4カ所設けた。国の指針で家畜の搬出制限がかかる10キロ圏内には農場が1カ所あるが、7月20日に塩尻市上条で発見された野生イノシシが感染していたためすでに監視対象農場に指定済み。家畜防疫員の臨床検査で異常がないなどの条件で出荷が可能となる。

同じく国の指針で、畜産試験場の過去28日間の出荷実績から、出荷先の食肉処理場で車両や人を介して汚染が疑われる農場を今後確認し、監視対象農場に指定する。監視対象農場では毎日の豚の異常の有無を県に報告し、出荷や移動の際には検査する。

県は発生後に県内すべての養豚農家に聞き取り調査し、異常がないことを確認した。県は同日、畜産試験場での殺処分や消毒ポイント設置などの緊急対応のため、約4163万円の予算の専決処分を決めた。

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