コロナ不安抱える観光業 感染者数全国で増加

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多くの人出でにぎわった諏訪大社上社本宮の北参道=22日

新型コロナウイルスの新規感染者が急増し、政府が観光需要喚起策「Go To トラベル」キャンペーンの運用見直しを表明する中で迎えた3連休だが、諏訪地方では引き続き多くの観光客の姿があった。政府の支援策などで諏訪地方も観光、飲食の需要が戻りつつあるが、感染拡大は再び、来客、消費の落ち込みに直結する。感染者数が一日も早く減少傾向に転じるよう願いながら、対策を取りつつ、営業を続けていた。

諏訪大社上社本宮に続く北参道でカフェや土産物店などが軒を連ねる「宮町通り社乃風」では、22日昼も多くの観光客や七五三参りの親子連れの姿があった。骨董品店を営む久保田守さんによると、「平日はそうでもないが、休日の人通りは多い。来てくれた皆さんに感謝しつつ、感染防止対策をしっかり守ってもらえるようお願いしている」と語った。都内から訪れたカップルは上諏訪温泉の旅館に宿泊し、諏訪大社に立ち寄った。女性(27)は「緊急事態宣言以降では初の旅行。温泉に漬かり、ゆったり楽しめたが、信州でも旅館の外に出るときは人混みは避けるよう心掛けた」と話した。

原村の八ケ岳自然文化園によると、9、10月は「Go To」の追い風があったが、11月に入り、来園者も減少気味。3連休後はオフシーズンに入る時期だが「再び外出自粛令などが出ると売り上げ減少になってしまう」と心配そうだった。下諏訪観光協会の河西正一会長によると、「Go To」の開始とともに下諏訪の観光客数も例年の8割程度まで回復してきたという。それだけに、感染拡大に伴って移動が規制されると、影響は大。「年末年始にかけて厳しい状況が予想される」と懸念を示した。

諏訪市飲食店組合連合会は21日、3割のプレミアムが付いた飲食券を発売した。販売開始直前には約200人が列をつくる盛況ぶりだったが、小泉親彦会長は「飲食店ではようやく来店者数が回復しつつあるが、忘年会の予約は減り、規模も縮小化している」とし、依然として厳しい傾向が続く現状に表情は曇り気味。感染拡大傾向となり、終息が一層見通せない状況を迎え「いつまで我慢すればよいのか」と不安を口にした。

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