2021年10月16日付

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新型コロナウイルス感染症「第5波」が落ち着き、ワクチン接種が進むにつれて、場面によってマスクを着用しない人も見受けられるようになっているという。これまでずっと続けてきた息苦しさや煩わしさがあるのだろうか。自分とすれば今もなお、常備品になっている▼東京地裁で開かれた新型コロナのワクチン特例承認取り消しをめぐる訴訟の口頭弁論で、傍聴希望者ら数百人がマスクを着けずに庁舎内に入り一時混乱した―とニュースになった。着用への協力は求めたが強制はできず未着用を理由に入場を拒むことはできなかったという▼彼らからすれば、マスクの効用に疑問がある、との見解らしい。考え方はそれぞれだろうが、専門家が有効としている対策を実行するのに越したことはない。自分がかかっているかもしれない―と想定した行動は今も必要だろう▼「店とお客さんの双方の努力が大切」。飲食店の店主が安心安全な会食に向けた取り組みとして欠かせないと語っていた。客同士の間の仕切り板の設置や小皿に分けるなど店側では多数のチェック項目に基づいて料理を提供している。大声での会話は避けるといった客側のマナーは安心感を増すことにつながる▼当面ウイルスと共生を図らなければならないウィズコロナ時代。社会経済活動の在り方を探るための実証実験が始まった。一人ひとりの意識付けは感染リスクを下げる土台になる。

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