地域と学校の連携や協働などをテーマに中学校区ごとに意見を交わす参加者たち

地域と学校の連携確認 諏訪で学びの和発表会

2024/05/22 06:00
社会

諏訪市校長会と市教育委員会は20日夜、「地域と学校でつくる『学びの和』発表会」を市役所で開いた。市内4中学校区ごとに、小中一貫教育の取り組みやコミュニティスクール(CS)活動などを報告。学社連携や子どもを真ん中に据えた教育の推進に向けた意見交換も行った。市民や学校、教育関係者ら約200人が参加した。

 

上諏訪中学校区(上諏訪小・上諏訪中)は小学5、6年生の外国語や家庭科などで行った中学校教員による「乗り入れ授業」を報告。6年生たちは中学の教室で学習したとし、児童から「来年からここで授業を受けるので、いい機会になった」との感想が寄せられたことを紹介した。

 

小中の教職員がそれぞれの授業参観や合同の職員会などを行い、互いの授業や児童生徒の様子に理解を深めていると説明。「継続的、日常的に行うことが大事だと考えている」とした。他の校区も多様な小中の交流活動を報告。地域の協力で地域から学ぶ学社連携・学社融合の事例も紹介された。

 

地域や家庭に理解を深めてもらい、市教育大綱の基本理念で掲げる「学びの和」をより広めようと開催した。中学校区ごとの意見交換は地域と学校の連携、協働活動などをテーマに実施。市の教育施策の説明もあった。この日の発表内容は市ホームページに掲載する。

続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。