鮮やかなバラが来場者を楽しませている高遠しんわの丘ローズガーデン

バラ祭り開幕 高遠しんわの丘ローズガーデン

2024/05/26 06:01
地域

伊那市高遠町にある「高遠しんわの丘ローズガーデン」の第16回バラ祭り(同市主催)が25日に始まった。同園は約270種、3000本ほどのバラが植わる風光明媚な観光地。初日はオープニングセレモニーがあり、白鳥孝市長が開園を宣言した。家族連れなどが訪れてピンクや白、オレンジなど色とりどりのバラをじっくり観賞していた。6月22日まで。

 

市内全体でバラを楽しむ企画「伊那バラフェスタ2024」の一環。今はケアフリーワンダーやカリフォルニアドリーミングが見頃で、間もなくゴールデンボーダーやほのか、ツル・ノックアウトなどが楽しめるという。

 

期間中はバラの苗木販売(売り切れ次第終了)、バラの育て方相談・鉢植え講習、乗用カートに乗って「こびと」を探すイベントを毎日開催。また同園と同地区の「高遠ご城下通り」を舞台に一輪のバラを完成させるスタンプラリーを展開する。

 

白鳥市長は山の斜面を活用した同園の魅力などに触れながら「これからも全国に発信しながら進めていきたい」とあいさつ。市民有志の「イーナちゃんカルテット」の演奏もあり、来場者に優しい音色を届けた。

 

松本市から家族3人で訪れた30代男性は「これだけ広い場所にたくさん咲いているのは見たことがない。来て良かった」と話していた。

 

開園時間は午前9時~午後4時。入園料(祭り開催協力金)は大人500円、子ども250円。6月17日以降は無料。土日曜日はループ橋下の駐車場からシャトルバスを運行する。同園外周を自動運転で巡る乗用カートは1台1周で1000円。

 

同園は市内に工場を置く半導体製造機器メーカーの伸和コントロールズ(川崎市)の寄付により造園され、旧高遠町に寄贈された。

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