岡谷市川岸の山林火災復旧 来春にも植樹開始

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岡谷市川岸地区で2015年3月に起きた山林火災の復旧を目指す「新倉山復旧協議会」は20日夜、同市川岸支所で開いた。市、県は伐採した被害木を運び出す林業専用道大洞線の開設工事や被害木の伐採に引き続き取り組むとともに、森林の再生に向けて2018年春にも植樹を始める方針を明らかにした。植樹は「マツタケ山の再生」を前提にアカマツを中心に植えるほか、成長の早い広葉樹も取り入れる。

復旧事業は大洞沢から小洞沢、後田沢から若宮沢、毘沙門沢の3地区で進められている。市は16年度から大洞線の工事に着手。延長900メートル、幅3.5メートルで、大洞沢から小洞沢にかけて尾根を取り囲むように設ける。16年度に600メートルが完了し、今年度は残り300メートルを整備する予定。これに合わせて16年度は5.1ヘクタールの伐採などを行い、今年度も15.8ヘクタールの伐採などを計画している。

植樹は大洞線に沿うような形で計画。中腹から山裾の南向き斜面はコナラを中心とした広葉樹とし、伐採後に自然に生えた木を育てる。尾根から中腹の南向き斜面にはアカマツ、北向き斜面にはカラマツを植える。

樹種の選択について、市は「マツタケ山の再生を大前提に検討した」と説明。広葉樹は針葉樹に比べて成長が早く、斜面の安定や、ほだ木やまきとしての活用も見据え、道沿いは広葉樹が適していると判断した。アカマツはマツタケの成長、カラマツは木材として需要があることを考慮した。水が出やすい場所はケヤキやスギを植える選択もあるとした。植樹は18年春から夏ごろに行いたいという考えを示した。

一方、県は治山事業として16年度に蛇洞・若宮地区の3.54ヘクタールの伐採を行った。今年度からは毘沙門沢地区の9.52ヘクタールの伐採を計画。両地区とも18年度に植樹を行う予定とした。

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