地蔵菩薩像や三国一煙火 駒ケ根市文化財に

LINEで送る
Pocket

駒ケ根市指定無形民俗文化財に指定された大宮五十鈴神社三国一煙火

駒ケ根市教育委員会は25日、同市中沢の野村陽次さんが所有する地蔵菩薩像など3件を市指定有形文化財に、同市北割一区の大宮五十鈴神社で奉納される三国一煙火など3件を市指定無形民俗文化財に指定した。市文化財審議会から今月13日に受けた答申を踏まえ、市教委定例会で議決。市指定の文化財はこれで40件となった。

新たに指定された有形文化財は地蔵菩薩像のほか、同市中沢の吉瀬自治組合が所有する吉瀬不動明王像と同市北割二区の光前寺にある三陀羅尼塔。地蔵菩薩像は中世に制作された高さ95・5センチの立像で、伝来は定かでないものの「保存状態が良く、かつ貴重なもの」と判断した。

吉瀬不動明王像は近世の比較的早い時期の作とみられる高さ22・8センチの小像で、特に「側面観などは充実した肉付きで、その完成度の高さがうかがわれる」と評価している。三陀羅尼塔は1811(文化8)年に建立された高遠の石工守屋貞治による作品。貞治の石仏彫像の中でも石塔の彫刻はこれ以外になく「傑作の一つ」としている。

大宮五十鈴神社三国一煙火は、南信地区の神社の祭りで奉納される三国花火の北限といわれる。1908(明治41)年頃に始まったとされ、重要な祭礼で奉納される伝統行事と判断した。

このほか同神社と同市市場割の大御食神社の例祭で奉納される獅子練りをそれぞれ無形民俗文化財に指定。江戸時代以前から続く伝統の行事で、他市町村に伝わる獅子と異なり、村人に悪事を働く存在である点や年番の地区を練り歩くなどの特徴がある。いずれも「芸能の基礎を示す重要なもの」と評価した。

おすすめ情報

PAGE TOP