体に優しい信州健康弁当 県看護大の学生考案

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県看護大生が考案した「信州健康弁当」

信州産の食材を使った体に優しいお弁当をと、県看護大学(駒ケ根市)の学生たちが「信州健康弁当」を考案し、18日に同市の昭和伊南総合病院で開かれた糖尿病教室で提供した。野菜たっぷりで塩分控えめの、栄養バランスの取れた仕上がりに。来年度は一般向けの販売も予定している。

同大は今年度、1人暮らしが始まるのを機に栄養バランスや地域の食文化についての理解を深めようと、1年生を対象に「信州学」の授業を導入。信州産の食材を取り入れ、野菜150グラム以上、塩分3グラム以下の弁当作りに取り組んできた。当初は同病院が昨年10月に予定していた病院祭「ほほえみ祭」で販売を予定していたが、台風の影響で中止となったため、今回の糖尿病教室でのお披露目となった。

弁当は「きのこの炊き込みご飯」や「野沢菜の混ぜご飯」「そばサラダ」など県内産の食材をふんだんに使用。駒ケ根市が特産化を進める黒ゴマもご飯に乗せた。「鶏むね肉のコーラ煮」など、若者らしい発想も。同病院臨床栄養科の井口幸子さんの指導で塩の代わりにレモンや酢、ワサビ、ショウガなどを活用するなど工夫し、塩分は3グラム以下に抑え、野菜とキノコは160グラム、全体の熱量は649キロカロリーに仕上げた。

この日は糖尿病教室に参加した35人分を、市内のアルテホール・光祥院が調理。一つ600円で販売した。

信州学を担当した同大の秋山剛准教授は「取り組みを通じ食材の量と熱量や栄養価のバランスの感覚が身に付いた。栄養学だけでなく、地域への関心を高めるきっかけになったと思う。寒天や凍り豆腐などの活用にも挑戦してみたい」と話していた。

来年度も1年生を対象に授業を開き、別の弁当を考案。市民への提案も狙いに、同病院のほほえみ祭だけでなく地域のイベントでの販売も目指すという。

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